勉強会を開くということ
先日、フリースタイルもくもく会で、LTしてきました。
アート・オブ・コミュニティ ―「貢献したい気持ち」を繋げて成果を導くには (THEORY/IN/PRACTICE)
- 作者: Jono Bacon,渋川よしき
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- 発売日: 2011/05/26
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あ、ちなみに次回はこちらです。
http://freestyle-mokumoku.connpass.com/event/18689/
代替わり
さて、今まで主催だったのですが、今回で、代替わりとなる為、次回より、別の人にバトンタッチです。
そうなると、今後は、良くも悪くも、変化が生まれる事になるかと思うので、ぜひ、これを期にいろいろやってみてほしいと思います。
また、その際に、会社の方針も大切だけど、エンジニアやコミュニティにとって、どうあるべきが望ましいか、という事を考えて運営していってもらえると少し嬉しかったりします。
(自分は、あんまり、偉そうなこと言えないけど)
ということで、今回が僕の主催で最後ということで、「勉強会を開くということ」というテーマでLTを行いました。
スライドを共有するよりかはエントリにしたほうが良いかと思うので、下記に、しゃべりそびれた事を含め、まとめておきたいと思います。
勉強会を開くということ
勉強会を開くと、自分とその周りの人たちに利益があるので、積極的に開いていったほうが良いという話。
自分が勉強会に参加するようになってよかったこと
友達が増えた
友だちが増えるのは単純に嬉しいし、懇親会の時にぼっちじゃなくなる。(地味に嬉しい)
最新の技術にキャッチアップしやすくなった
会社の中だけにいると、新しい技術ややり方、トレンドなどを見る機会が減るかと思います。
これを、勉強会を通して「知る」ことが大切かと思います。
理解することはもちろん大切なのですが、引き出しを増やすという意味で、まずは「知っておく」という事は重要だと思います。
そうすれば、問題が起こった時に、別のやり方を検討するということも出来ますし、その引き出しの多さがエンジニアとしての「代替の効かない何か」になることもあります。
会社の常識が実は、世間の常識でないことに気がつく
「有給は消化しないことがあたりまえ」「CIといったらJenkins」、「お前ぐらいの技術力なら、給料はこれぐらいで当然だ!」
みたいな主張がよくされたりしますが、でも、その主張って、本当ですか?ということがよくあります。
言っている側は、自分の中のルールに基いて言っているかと思いますが、勉強会で話をしていると「実はそうではない」という反例を聞ける事があったりもします。
エンジニアとしては、多様な意見の中で、自分としてはどうするかという事が決められると幸せになれるんじゃないかと思います。
主催するようになってよかったこと
友達がもっと増えた
僕の場合は主催ということで、毎回懇親会に行く事が多く、結果、知り合いが増えるというサイクルが回っておりました。
結果、twitterで絡んでくれる人も増えたし、飲み友達も増えました。
また、自分主催の勉強会に来てくれた人が、また別の勉強会を開いている場合があって、そんな感じで友達の輪が広がっていくこともありました。
特に、知らない勉強会に行った時に、話しかけてくれることが会ったりすると、本当に嬉しい。
YAPCで話しかけてくれた方がいたり、本当にありがとうございました。
苦手な分野を助けてくれる人ができた
???「@tabunmuriさん、◯◯のキャッチアップ助っ人しましょうか?」
って言ってくれる人が出たりして、本当にありがたかったです。
ありがとうございました。
そして、これからもよろしくお願いします。
困った時に、会社紹介してくれる人が増えた
良かったらうち来ますか?という話をたまに頂いたりします。
本当にありがたいです。ありがとうございます。
というか、遊びに行かせてください。
LTの準備などを通して、知らない話を調べる機会ができた
普段、自分プロジェクトの問題を解決する為の方法をググることはありますが、それだけで終わってしまうことが多々あります。
ですが、LTやらねば、ということになると、なんとか形にしようとがんばってしまうんですね。
ということで、一応人前で話ができるぐらいにまとめる過程で、知識の整理がされる事が多いです。
これは、結果的に、自分のアウトプットにもつながりますので、すごく良かったです。
企業にとっての利益
会社の名前を良いニュアンスで知ってもらえる
勉強会自身が良いものであれば、ソーシャルメディアを通じて、拡散してくれる。
会を開きましたら、twitterのハッシュタグでつぶやいてもらったり、LT資料を公開してもらったりすることで、エンジニアのグループの間で、その名前を段々浸透させていくことができます。
すると、会社に面接に来てくれたエンジニアに対して、少し良い印象を与えることができるかと思います。(少なくとも、「何やってるかわからない」、また、「そもそも、エンジニアがいるのかもわからない」といった状態は脱却できるのではないかと思います。)
この時の印象は、エージェントさんや会社紹介経由などで聞くよりも、よっぽど良いかと思います。
求職者がいれば、ダイレクトに話ができる(エージェントなどを通さなくても、それなりに人が集まってくれる)
その場で、話ができれば、その場でどんな問題と戦っているのかや、条件は?といった話がフランクにできてしまいます。
この中で、お互いにとって、良いなと思えば、採用してしまえばよいですし、そうでなければ、
お互いのためにも「合わないかもしれん、スマン」と言うのが良いかと思います。
最新の技術トレンドの潮流を肌で感じることができる
LTや、世間話の中で、「どんな技術を使っているか」や「知見」、「これはやるな」といった事という話を聞けるのは、最高だと思います。
特に同じ技術に関する話が多ければ多いほど、それは世の中のトレンドなんだなということがわかりますので、
なんとなくギョーカイの潮流がわかったりします。
例えば、「swift」とか、「aws」とか。。
自社のエンジニアを最新のトレンドにキャッチアップさせる良い機会を作るという意味でも、有用。
じゃあ、どんなふうに運営を行えばよいか
テーマは大切だけれども、あまり難しくすると、自社にその分野に明るい人がいないと出来ないといった理由で、
開催するのが厳しくなってしまうので、設定の仕方は工夫が必要だと思います。
特定の技術に明るいエンジニアがいる場合
<その技術、言語で勉強会を開くのが良いかと思います。>
→ 東京node学園スタイル
そんなでもないけど、まぁまぁわかる人がいる場合
<特定のテーマに則って、LTをしてもらう会をやるスタイル>
→ 表参道rbスタイル
なんにもないけど、でも、勉強会開きたいんです!!!
<テーマを決めて黙々と作業をして、最後LTをして終わる形式>
→ フリースタイルもくもく会スタイル
運営側の心構え
準備が大切(名札など)
会が良い感じに終われるかの半分は、準備にかかっているといっても言い過ぎではありません。
名札を作ったり、事前にLTのガイドラインのメールを送ったり、できることはきちんとやっておきましょう。
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LTのガイドラインのメール
それと、ふと思い出したので、ここで、LTのガイドラインに関するメールの内容を晒しておきます。
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みなさま
お疲れ様です。
LTに関するTIPSです。
1,LTは制限時間が5分です。
5分過ぎてしまった場合、発表が強制的に打ち切りになってしまいます。
なので、内容はコンパクトにまとめたほうがよいかもしれません。
また、あまり多くの事言うよりかは、何か一つだけ伝えたほうがスッキリして終わることが多いような気がしますので、何を伝えるべきかというのは、大切なポイントかもしれません。
2,LTでは、スライドを用意しましょう。
何かしら映す物がない場合、ご本人によっぽどのコンテンツ力がないと、せっかくの魅力が伝えられないことが多いかと思います。
3,オチを作る
一生懸命しゃべったにも関わらず、内容がスベることがあります。
そして、残念ながら、弊社では、発表終了後に床がパカっと開くような設備はありませんので、ラスト一枚にオチとなるようなスライドを入れておくと、うまく終われます。
4,続きは飲み屋で
LTは「ちょっと続きが気になるな、もっと詳しく聞きたいな」といった状態で終われますと、その後の懇親会で、盛り上がったり、友達が増えたりします。
なので、あえて、いいところで、終えるというのも一つの方法かと思います。
5,後日発表資料は、スライドシェアにアップする
発表した内容は、webにあげておくと、今後良いことがあるかもしれません。
webにあげてくれたことを教えていただけましたら、コンパス上でも反映いたしますので、宜しくお願い致します。
ということで、ざっくり書いてみましたがいかがでしょうか。
また、わからないことなどありましたら、@tabunmuri255まで、連絡いただければ、お応えいたしますので、遠慮なくどうぞ。
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チョロさは大切
茶番は大切(知能指数下げていこう!!)
難しい話を、「うんうん」と唸って聞くのも良いですが、本質と関係ない所は、バカっぽくやったほうが結果、面白くなってるような気がします。
バカっぽくなるとか、ならないとかは、主催が先陣きって、知能指数を下げられるかにかかっているので、この意見に賛同された方は、「オーイエー!」と、「エンジョイ!」の2単語だけ使って、会の運営を続けていくと、どうにかなれると思いますので、ぜひチャレンジしてみるのは良いかと思います。
エンジョイ。
初心者の人には特に優しく!
勉強会の発展は、初心者の人をどれだけ、「発表してもいいかな、発表したい!」というフェーズまで持っていけるかにかかっているかと思います。
なので、初心者の人が困っていたら、積極的に、助っ人することで、一人でも出来る人を増やしていきましょう!
もちろん、困っていなくても、積極的に話しかけていきましょう。
世間話なので、「今日何やってるんですか?」とか、「◯◯をやられているというお話をされていらっしゃいましたが、△△って知ってます?」みたいな話をサラーっと降れば大丈夫です☆
感謝の気持と忘れずに
会の運営には、「会場を貸してくれた会社」、「参加してくれた方」、「LTをしてくれた方々」の助けが必要不可欠です。
なので、決して、「会を運営してやっているんだぞ。」という気持ちにならず、むしろ、俺が楽しいからそれだけで、OKみたいな気持ちで運営していくと幸せになれるかと思います。
そういうわけで、関係している方々には、すべからく、感謝する気持ちを持って、接しましょう。
いかがでしたでしょうか。
勢いで書いてしまったので、少しまとまりがない部分もありますが、勉強会をひらくのは自分自身の成長の為にも、とても良い事です。
(例え、それが、日本酒とつまみにまみれていようとも。。)
ただ、それとは別に、参加する人がいてこその勉強会ですので、コミュニティに関わっている人全員で幸せになっていこうぜという方針を大切にすると良いかと思います。
エンジョイ!
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